「エモーション」とは。
公式のオンラインマニュアルでは、「アクション」という名で紹介されています。
チャットを補完し、感情表現を表す動作を行います。
これを利用する簡単な方法は、チャットウィンドウの右下、
のボタンを押すと現れる一覧から、好みの動作を選ぶだけです。
ただ、慣れるまでは、なかなか思い通りの動作が出来ず、苦い思いをすることもしばしばでしょう。
ここでは、そんなみなさんに、もっと楽しい大航海生活を送っていただくために、よりステキなエモーションの使い方を紹介していきます。
まずは簡単にエモーションで行える動作を確認します。
エモーションには、左図の25種類の動作がありますが、
ここでは、このあとの解説のために、次のように分けて考えていくことにします。
上から3種類の動作「立ち上がる」「座る」「ひざまずく」を
『アクション』と呼びます。
以下の22種類の動作「笑う」〜「目を逸らす」を
『エモーション』と呼びます。
あくまでもここでの解説のための名前です。
一般的には、全て「エモ」でいいのかな?と、個人的には思ってます。
ではまず、簡単に使ってみるところからはじめましょう。
最も簡単な使い方は、マウスで
をクリックし、表示される一覧から行いたい動作を選択する方法です。
例:笑う
きわめて単純な例です。
わたしも経験があるのですが、初めてこのボタンに気付いたときは、全ての動作をひと通り試して、どんな動きをするかを観察しました。
でも・・・あまり大通りや人前で試すのは、ちょっと恥ずかしいですから(´▽`;)
試してみるなら、裏通りや建物の中などをおすすめしておきます。
次は、動作の対象を指定して動作を行う方法です。
ターゲットを選択したのち一覧から行いたい動作を選択します。
例:商会秘書 を選択して 笑う
結果として表示される文章に、選択したターゲットが織り込まれました。
これを利用して、普段のチャットに動作を加えていきます。
バザーで物品を購入したあとに、軽くお辞儀をしておく、などです。
バザーを開いている人とその都度会話を交わすのは大変なことですが、
無言で立ち去るよりは、簡単な動作があったほうが、遥かに気持ちがいいものです。
単純に普段の会話の端っこに、ちょっぴり加えるだけで、より、自分自身の感情を表現するのに役立ちますよ♪
使っていくとわかることですが、この機能をマウスだけで利用すると、かなり大変です。
エモを行うための
のボタンが、チャットウィンドウの端っこにあって、
なおかつ小さく使いにくいのも原因のひとつかもしれません。(この画像は、ボタンのサイズの原寸大(!)です)
よくこんなことがあります。
酒場で飲食をしているところへ、あとからフレンドが入ってきます。
フレンドはあなたを見つけ、あなたに手を振ってくるでしょう。
あなたは慌てて手を振り返そうとしますが、手が滑ってあらぬところをクリック!‥‥変な方向を向いてしまいます。
さらに慌てたあなたは、ようやく
をクリック、
急いで「手を振る」をクリックします。
「ときは酒場マスターに手を振った」
‥‥目も当てられません(´▽`;)
そんな恥ずかしさもありますが、例えばこれが、自分の言語が通じない港だったら‥‥
酒場マスターに向き直り、身体言語スキルを何度も発動、ようやく食事を再開できる‥‥といった具合です。
とてもスマートとはいえませんよね。
ここからはエモーションに絞って、スラッシュコマンドの使い方を見ていきます。
エモーションで使えるスラッシュコマンドには、次のようなものがあります。
| コマンド | | | 動作 | |
| /laugh | | | 笑う | |
| /joy | | | 喜ぶ | |
| /angry | | | 怒る | |
| /cry | | | 泣く | |
| /depress | | | うなだれる | |
| /nod | | | うなずく | |
| /deny | | | 否定する | |
| /shrug | | | 呆れる | |
| /suprised | | | 驚く | |
| /shy | | | 照れる | |
| /think | | | 考える | |
|
| コマンド | | | 動作 | |
| /wave | | | 手を振る | |
| /point | | | 指差す | |
| /clap | | | 拍手する | |
| /bow | | | お辞儀する | |
| /salute | | | 敬礼する | |
| /guts | | | ガッツポーズする | |
| /toast | | | 乾杯する | |
| /cheer | | | 応援する | |
| /dance | | | 踊る | |
| /appeal | | | アピールする | |
| /look_away | | | 目をそらす | |
|
これらを使えば、飲食中に手を振り返すことだって出来ちゃいますよね♪
例:笑う
チャット中であれば、いちいちマウスに持ち替えてクリックするよりは、スラッシュコマンドを入力するほうがよほど便利です。
また、チャットのモードが何であっても、エモはSAYと同様に自分の周囲だけに見えるものなので、慌てて切り替える必要もありません。
(ここではCompanyチャットモードでコマンドを入力しています。)
あと、全ての動作を覚えるのは大変ですから、よく使うコマンド、「手を振る」や「お辞儀する」などだけでも頭に入れておくと重宝しますよ♪
また、このスラッシュコマンドも、一覧から動作を選んだ時と同様、ターゲットを選択した状態でコマンドを入力すると、次のようになります。
例:商会秘書 を選択して 笑う
結果として表示される文章に、選択したターゲットが織り込まれました。
慣れてくれば、素早くエモを返せるし、誤動作はしなくていいし、今までの苦労はなんだったんだーヽ(`Д´)ノ
てなことになってきますょ(´▽`;)
ここで話は最初に戻ります。
上で紹介したエモーションの文法ですが、
実は、最初に分類した
「アクション」の3つの動作には当てはまらない部分があります。
| コマンド | | | 動作 | |
| /stand | | | 立ち上がる | |
| /sit | | | 座る | |
| /kneel | | | ひざまずく | |
|
というのも、「立ち上がる」「座る」「ひざまずく」の動作は、チャットウィンドウにログが表示されないのです。
このため、ターゲットを選択した状態で、「/kneel」としても、
「ときは商会秘書にひざまずいた」のようには表示されません。
このため、あえてこの3つの動作を
「アクション」として分類し、あえてエモーションと分けてご紹介しているわけです。
またこれは、以下で紹介する、独自のエモーションを記述する時にも同じことが言えます。
では続いて、独自のエモーションについてご紹介していきましょう。
スラッシュコマンドの文法は実はより複雑な構造をしています。
ここからは、この文法を駆使して、普段はできない、より高度なエモーションを行っていきます。
「これらを使えば、飲食中に手を振り返すことだって出来ちゃいますよね♪」
この文章を見ていて「あれれ?」と思った方はどれくらいいらっしゃったでしょうか。
‥‥そうなんです。飲食中は酒場マスターにターゲットがあったままですから、
いくらスラッシュコマンドを入力しても、
「ときは酒場マスターに手を振った」‥‥orz
になっちゃうんです(´▽`;)
じゃあどうするか‥‥さらに高度なスラッシュコマンドの文法を駆使するんです!
実はスラッシュコマンドは、このような文法を持っています
少し詳しく説明していきます。
★記述方法
・スラッシュコマンドは全て半角で入力します。
・それぞれの句の間は、半角スペースで区切ります。
★動作
・この句は省略できません。
・この句には、前述してきたスラッシュコマンドが入ります。
また、自分がどんな「動き」をするか、を決定する部分でもあります。
★対象物
・この句は省略可能です。
・この句を省略した場合、自分が何もターゲット指定していない場合、出力結果の「対象物」と「接続詞」は省略されます。
・この句を省略した場合で、自分が誰かもしくは何かにターゲットを合わせている場合、
ターゲットを合わせた人や物が「対象物」に出力されます。
・この句を入力した場合、自分が現在何にターゲットを合わせているかに関わらず、
この句に入力した内容を「対象物」として、エモの結果文が生成されます。
★語尾の文章
・この句は省略可能です。
・この句を省略した場合「動作」に基づく既定の結果文が生成されます。
(例 : /wave -> [に]手を振った)
・この句を省略した場合、ターゲットや「対象物」が選択されている場合には、
「接続詞」は「動作」に基づく既定文に合わせて自動調整されます。
(例 : /wave 商会秘書 -> ○○は商会秘書「に」手を振った /point 商会秘書 -> ○○は商会秘書「を」指差した )
・この句を入力した場合、入力した文章で「語尾の文章」が置き換えられます。
・この句を入力した場合、ターゲットや「対象物」が選択されている場合には、「接続詞」には必ず「に」が結果として返されます。
(例 : /point 商会秘書 顔を差した -> ○○は商会秘書「に」「顔を差した」 )
★句の省略
・「対象物」と「語尾の文章」は句を省略できます。
・「語尾の文章」を指定する場合は、「対象物」句を省略できません。
・句を省略すると、既定値の結果文が返されます。
★句を無視する
・「対象物」と「語尾の文章」は句を無視させることができます。
・句を無視させるには、句の部分に「""」(ダブルクォーテーションx2)を入力します。
・「対象物」を無視させると、結果文から「対象物」と「接続詞」が除かれます。
これを利用して、「○○は」以下の文章を自由に創作することが出来ます。
・「対象物」と「語尾の文章」どちらも無視させた場合、チャットログに何も残さずに、動作だけを行うことが出来ます。
堅苦しく書くとこのような感じでしょうか。
あとは色々と試して覚えていくことをおすすめしちゃいます。
サンプルとして、商会秘書さんの眼鏡を拭いてみました。
ありゃりゃ、てにをはが変ですね‥‥これじゃ失敗です(´▽`;)
めげずにもう1回‥‥
今度は成功です(*´▽`)♪
高度な文法編は以上で終了です。
もうこれであなたのエモスキルも、ランクカンスト間違いなしですねっ♪