Thunderbird の設定を便利にカスタマイズ

メーラーにはもう何年も Thunderbird を使っています。
Thunderbird の普及率は結構高いんじゃないかなー?
周囲を見る限りですけど、そんな風に感じています。

じゃあ、カスタマイズして便利に使ってます?
どんなのが便利でしょう?
そこにちょっと焦点を当ててみようかなというのが今回の記事です。

今日は、私自身が感じたこんな項目について。
「メールの量が増えてきて、毎日やってられなくて」
「受信したメールをいちいち既読にするのが面倒くさい!」
「自分の送ったメールがいつも行方不明、メールの文脈がさっぱりわからなくなる!」

では、ひとつ目の悩み、「メールの量が増えてきて、毎日やってられない」について。
受信メールにフィルターの設定をして、フォルダで振り分けるようにするのは、
ごく普通に設定されていることでしょう。
フィルターの設定は面倒ですけど、一度設定してしまえばあとはずっと自動的に処理されます。

必要な時に読み返すだけでいいメーリングリストなどは、フィルターで「既読」にしちゃえば、
受信したメールにいちいち手を煩わされることもないのでラクチンです。
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それからふたつ目は、ありがちな「受信したメールをいちいち既読にするのが面倒くさい!」というもの。

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オプションの詳細設定で「メッセージを○秒間以上表示していたら既読にする」設定もできますけど、
こんな風に設定すると「あとで処理したいから未読のままで残しておきたい」メールが出てきたときに、
勝手に既読にされちゃって、すごく不便な思いをすることになります。

そんなときに覚えたいのが、キーボードのショートカット。
Thunderbird のリファレンスにはたくさんのショートカットが掲載されていますが、自分の必要なものだけを覚えちゃえばラクチンです。
たとえば、「メインウィンドウ – メッセージ操作 – マーク」に掲載されている
「未読・既読の切り替え」=「M」
「すべてを既読にする」=「Shift + C」
これだけ覚えてしまえばいいんじゃないでしょうか?
自動で既読にする設定をオフにしてしまって、メッセージを既読にしたいときは「M」、
フォルダごと既読にするときは「Shift+C」で、まとめて処理できちゃいます。

最後にみっつ目。
「自分の送ったメールがいつも行方不明、メールの文脈がさっぱりわからなくなる!」というもの。
特に、送信と返信のやりとりが繰り返されたときや、返信を待たずに何度も送信をした時など、
自分がいったい何を送信したかわからなくなってしまうことがありますよね‥‥。
相手の返信に引用された自分の文章も、場合によっては部分が切り取られたり削除されたり。
かといって、その都度送信済みトレイを見に行っても、ツリー上に並んでいないので、
送信日時だけを頼りにメールを探し回らないといけません。
それを避けるために「メールを送るときは必ず自分をBCCに入れている」なんて人もいるかもしれません。
でも、それって「送信済みトレイ」の中身と「BCCした自分あてのメール」でダブっちゃいません?

そこでお勧めしたいのが「返信元のメッセージと同じフォルダに保存する」設定。
「ツール」の「アカウント設定」の「送信控えと特別なフォルダ」にあります。

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これをチェックしておけば、あとで返信元のフォルダでメールをツリー表示したときにも、
綺麗にツリーが並んで、前後関係がよくわかります。

そんなわけで、今日は Thunderbird の便利な設定について、3つお届けしました。
これであなたもメールの片づけ上手ですね♪